
銀座【着物3306】久米島紬 泥染 絣文
銀座【着物3306】久米島紬 泥染 絣文
古来の技法をそのままに図案から染め、織りまでの工程の殆どを織り手一人でこなす久米島紬は、日本の紬織の原点とも言われており、その技術は 2004年に国の重要無形文化財に指定されています。最近では島に自生する草木を染料に用いた様々なお色目のものが制作されていますが、こちらは最も久米島らしい泥染めによる着物。明度をぐっと落とした赤墨色が近いでしょうか、茶みを含んだ優しい黒の地に幾何文を置き、中にはお馴染みの可愛らしい琉球の絣が一つずつ納められています。整然と並ぶ幾何文と組み合わせることで、素朴な絣の温かな表情がより引き立てられており、リズミカルな動きを感じさせる景色が生まれていますね。絣の大きさも程良いお品ですので帯合わせもし易く、お召しになる方や年齢を問いません。日本人の肌の色に最も美しく映えると言われる泥染めの黒、ぜひこの機会にお顔映りをお確かめ下さいませ。