銀座【着物3311】横山俊一郎作 みさやま紬 (反端 証紙付) 

銀座【着物3311】横山俊一郎作 みさやま紬 (反端 証紙付) 

三才山(みさやま)紬は長野県松本市近くの工房で生まれる上質な織物。柳宗悦さんの民芸運動に触発された父・横山英一さんに始まる工房を、現在は二代目である横山俊一郎さんがしっかりと引き継いでおられます。裏山の雑木林を守り、そこに自生する草木から染料を採取し、吟味した糸を丹念に染め上げ手織られる紬は、作り手の言葉にもある通り、着る人が優しく幸せな気持ちになるような温かみ、そして丁寧な手仕事を重ねたお品だけが持つ静かな美しさを備えていますね。こちらは蘇芳と山漆から得た深い彩りをごく細い竪縞に配した着物。葡萄色と藍墨茶色、それぞれニュアンス豊かな美しい二色の濃色が手を取り合うように柔らかくなじみながら並んでいます。経糸には生糸、緯糸には手紡ぎの真綿糸が用いられていますので、とても軽く、また捌き良くお召し頂けることと思います。ぜひこの機会にお手に取ってご覧くださいませ。