銀座【着物3326】本場結城紬地 繍一ッ紋訪問着 敷き松葉に松毬の図 (反端 証紙付)
銀座【着物3326】本場結城紬地 繍一ッ紋訪問着 敷き松葉に松毬の図 (反端 証紙付)
明度を落とした羊羹色が近いでしょうか、青みや緑みを含んだごく暗いグレイの紬地を背景に緩やかに流れるように敷き松葉を配し、重ねて精緻な刺繍を添えた松毬を置いた繍一ッ紋の訪問着です。柔らかな白で抜かれた松葉を象る繊細な筆、無彩色の世界をきりりと引き締める深い緑や茶系の彩りをのせた見事な繍いが創る景色は、静かでありながらも高い格調と確かな存在感を備えていますね。染め下地には贅沢な本結城が用いられており、冬へと向かってゆくこれからの季節には、本結城のふっくらとした風合いと暖かさもとてもありがたいもの。いわゆる訪問着としては用途の幅が少し狭まりますが、松というモチーフの晴れやかさはちょっとしたお祝いのお席にも重宝頂けることと思います。お正月の装いにも相応しい一枚、どうぞお手に取ってご覧くださいませ。