
銀座【帯4102】人間国宝 喜多川俵二作 織名古屋帯
銀座【帯4102】人間国宝 喜多川俵二作 織名古屋帯
薄卵色が近いでしょうか、仄かに赤みを帯びた柔らかなオフホワイトの地に象牙色の鳥襷文、内側には金銀糸のみで花勝見が配された織名古屋帯です。僅かな乱れも許さない端正を極めた織りの景色が印象的なお品、名古屋帯のかたちながら煌めく金銀の糸や清々しい白が晴れやかな趣きを添えて、小紋から紋付色無地、付下げなど様々な装いを格調高く引き立ててくれることと思います。こちらは父である平朗さんの技術を引き継ぎ、「有職織物」の重要無形文化財保持者として気品豊かな作品の数々を制作なさった喜多川俵二さんの作。室町の頃から装束を織り続けた機屋・俵屋を率い、有職織物を極めたこの方ならではの典雅な世界を、どうぞお楽しみくださいませ。