銀座【着物3348】龍村晋製 着物 灰青色 名物裂寄文

銀座【着物3348】龍村晋製 着物 灰青色 名物裂寄文

灰青色が近いでしょうか、やや青みを帯びたシックなグレイの地に藍鉄色や白橡色を効かせて、格調高い名物裂の文様を裂寄せのかたちに配した織りの着物です。こちらは初代龍村平蔵さんの三男・龍村晋さんの作。重厚な帯の製作で知られた方らしく、精緻な織りによる深い光沢やどっしりとした質感に風格漂う名品です。良く見れば、角倉金襴の花兎、襴絹緞子の獅子、有栖川の鹿 、荒磯緞子の魚、白極緞子の尾長鳥とどれも動物を題材とした裂が集められており、フォーマルに相応しい格調の高さを備えつつも、ほんのりと微笑ましさを感じますね。色数を抑えていますので合わせる帯も幅広く、少し改まったお出かけからパーティなどに活躍してくれることと思います。この機会にいかがでしょうか。