銀座【帯4178】本紅型 紬地染名古屋帯 芭蕉に松竹梅
間に芭蕉の葉を挟みながら、灰青色と藍濃淡を小ぶりの山道風に置き、小さな松毬や松葉、梅花や竹の葉が細やかに配された染名古屋帯です。松葉色や樺茶色に滅紫色などひと色抑えた渋みのある色と鮮やかな藍の色とが互いを引き立て合う、彩り美しい景色が印象的なお品。本紅型らしい力強い華が、紬や小紋などの装いを凛と引き締めてくれそうですね。残念ながら表に見える場所に落款等がみあたりませんが、同じ型紙の作品の情報から作り手は玉那覇有公さんかと思われます。緻密に計算されたモダンな連続模様に卓越した意匠力が光る名品、ぜひこの機会にご覧くださいませ。