銀座【着物3404】多崎 元人作 本場牛首紬地 加賀友禅 訪問着 薄色 利休梅の図 (落款入 反端 証紙付)

銀座【着物3404】多崎 元人作 本場牛首紬地 加賀友禅 訪問着 薄色 利休梅の図 (落款入 反端 証紙付)

加賀染振興協会の厳しい落款制度の認可を得た本加賀友禅作家 多崎元人さんの作品から、薄色が近いでしょうか、灰みの強いごく淡い紫を背景に、清楚な白い花枝がさらりと描かれた訪問着です。ふと桜にも見える愛らしい花は利休梅とのこと。4月から初夏にかけて咲く花の可憐な姿を写した、とても優しい表情の一枚ですね。加えて、所々に小さく顔をのぞかせる緯糸の節が深い趣きを添えるお品、染め下地には玉繭からのべ引きした稀少な糸を緯糸に用い、手機で丹念に織り上げられた白山工房製の牛首紬を使用しています。表情豊かな独特の織り味を持つ牛首紬は、釘抜きとも呼ばれる堅牢さを備えており、程良い張りのある軽くしなやかな風合いは、着心地の良さでも定評がありますね。花鳥風月を題材とした写実的な表現を特徴とする加賀友禅、その王道をゆく上品な華が着る方を爽やかに引き立ててくれることと思います。春という季節ならではの心弾む装いを、存分にお楽しみくださいませ。