銀座【着物3436】清染居製 繍一ッ紋訪問着「堅田落雁」(落款入)

銀座【着物3436】清染居製 繍一ッ紋訪問着「堅田落雁」(落款入)

銀鼠色の地の肩裾に梅鼠色の暈かしを置き、穏やかな水辺の景色を繊細な糸目友禅で表現した上品な訪問着です。琵琶湖の湖上に突き出た堅田の満月寺浮御堂付近に雁の群れが舞い降りる情景は、近江八景の一つとして名高い堅田落雁。藍濃淡を効かせた淡彩、そして精緻な筆で、典雅な古典意匠が丹念に写し出されています。こちらは友禅の世界で初の人間国宝に認定された故 上野為二さんの優美な作風を受け継ぐ、京加賀友禅の工房・清染居さんの作。極細い糸目の美しさや上品な挿し色が映える気品豊かな世界はやはり、上野家ならではの見事なお仕事です。工房を主宰するのは為二さんの次男・清二さんに嫁がれた上野街子さん。上野家の伝統である精緻な古典意匠を継承しながらも、ほんのりと香る品の良い女性らしさは、この方が育て上げた清染居の個性ですね。どのような場面でも安心してお召し頂ける正統派のフォーマル、晴れやかなお席にいかがでしょうか。