銀座【着物3439】日本工芸会正会員 岩井香楠子作 型絵染 単衣着物 紫陽花の図 (落款入)
銀座【着物3439】日本工芸会正会員 岩井香楠子作 型絵染 単衣着物 紫陽花の図 (落款入)
仄かな透け感のある優しい白の地に薄縹色系の爽やかな濃淡色を用いて、満開の紫陽花が瑞々しく表現された型絵染の着物です。可憐な紫陽花の景色、そして点線と四弁花が雨絣のように走るモダンな小紋柄を片身替わりに置いた大胆な構成のお品、着る人をふわりと包む清澄な世界に一瞬で目を奪われてしまいますね。こちらは日本工芸会正会員として活躍なさる型絵染作家 岩井香楠子さんの作品。小倉遊亀さんに師事、のちに藝大で学んだ日本画の素養、人間国宝 鎌倉芳太郎さんから習得した紅型の技法…超一流の師に育てられた岩井さんの天稟は、日本画とも紅型とも異なる「型絵染」というかたちで見事に結実しています。夏へと向かう季節の豊かな生命力を映し出す花たち、その無垢な美しさを存分にお楽しみ頂ける一枚。程良い張りを備えたさらりとした地風ですので汗ばむ時期にも肌に付かず、目にも肌にも清々しい装いをお楽しみ頂けることと思います。