銀座【帯4262】龍村平蔵製 本袋帯 銘「其角歳旦錦」

銀座【帯4262】龍村平蔵製 本袋帯 銘「其角歳旦錦」

贅を尽くした帯づくりで知られる龍村美術織物さんのお品の中でも龍村錦帯として特別な位置付けにある「龍村平蔵製」の本袋帯です。こちらは銘「其角歳旦錦」、明度を落とした利休白茶色の地に黒と銀糸、生壁色など渋く枯れた色を用いて、江戸期の俳人 宝井其角の「日の春をさすがに鶴の歩みかな」の句が酒井抱一の鶴の画と共に細密な織りで見事に表現されています。元旦を祝う晴れやかな句と共に琳派の鶴を配した格調高いお太鼓柄、たれ先や胴前には深い藍と柳茶の縞に金糸による牡丹唐草金襴が重ねられており、着装の際には美しく表装された一幅の画とも見立てたくなりますね。龍村平蔵製ならではの重厚感あふれる逸品、帯を主役とした贅沢な装いをお楽しみ下さいませ。