銀座【着物3453】誉田屋源兵衛製 単衣 付下げ「麻世妙」(反端付)

銀座【着物3453】誉田屋源兵衛製 単衣 付下げ「麻世妙」(反端付)

京で創業以来280年余の歴史を持ち、当代の鋭敏な感性と卓越した染織技術から生まれる個性豊かな帯で名高い老舗機屋・誉田屋源兵衛さんのお品から、「麻世妙」の名で発表された大麻糸を使用した織りの着物です。「麻世妙」には経緯の糸に大麻を用いたものや木綿を用いたものなど素材にいくつかの種類があるようですが、今回のご紹介は絹糸と大麻糸の交織により、繊細な更紗調の装飾文が付下げのかたちで織り上げられた一枚。絹鼠色の地に明度を落とした灰青色の二色のみで、この布らしい味わいを生かした洗練された景色が表現されています。絹のみのしなやかさとも麻の張りとも異なるさらりとした風合いに加えて、麻独特のひんやりとした触感が単衣仕立てではより心地良く実感頂けることと思います。選りすぐりの素材を高い技術で製織なさる誉田屋さんならではの風格を備えたモダンな社交着、画像のような格高の袋帯などもしっかりと受け止めて、様々な場面で活躍してくれることと思います。