銀座【着物3460】四代目 上野真作 単衣 訪問着 葡萄鼠色 ヱ霞に笠松の図 (落款入)
銀座【着物3460】四代目 上野真作 単衣 訪問着 葡萄鼠色 ヱ霞に笠松の図 (落款入)
京友禅の名門・上野家の四代目として活躍なさる上野真 (二代目上野為二) さんの作品です。この方は友禅染の技術で重要無形文化財保持者に認定された上野為二さんの作風を汲み、茶屋辻など端正な風景を中心とする精緻な糸目友禅の作品を究極の技術をもって世に出しておいでです。こちらはやや色を薄めた葡萄鼠色が近いでしょうか、落ち着いた灰みの紫系を背景にヱ霞を斜めに配し、笠松を重ねた単衣の訪問着。それぞれの松には松竹梅が詰められており、極細い糸目につややかな繍いをそこここに添えて、古典美を極めた典雅な世界が丹念に表現されています。静かな色遣いながら贅沢な仕事から生まれる風格は晴れやかなお席でも確かな存在感を見せ、着る人を格調高く引き立ててくれることと思います。どのようなお席にも堂々とお召しいただける正統派社交着の逸品、ぜひお手に取ってご覧くださいませ。