銀座【帯4291】人間国宝 与那嶺貞作 読谷山花織 名古屋帯 (証紙付)

銀座【帯4291】人間国宝 与那嶺貞作 読谷山花織 名古屋帯 (証紙付)

数ある沖縄の染織品の中でもその可憐な美しさが印象的な読谷山花織。かつては琉球王朝の御用布として織り継がれながらも明治半ばには衰退し、殆ど技術も途絶えかけていたこの織物を、戦後大変な苦労の末に復元なさった人間国宝 故 与那嶺貞さんの作品です。こちらは色を深めた松葉色が近いでしょうか、シトロングリーン系の落ち着いた緑色で端正な幾何文を表現した名古屋帯。良く目にする伝統的な読谷山花織の色柄とはまた趣きが異なる、はっとするほどにモダンな印象のお品ですね。スコープで確かめてみれば、やや色を薄めた経糸とこっくりと深みのある緯糸が組み合わされており、僅かな乱れもない緻密な緯浮花織によってつややかな太い緯糸がくっきりと浮かび上がっています。困難な復元作業に取り組み、その命を今に繋いだ与那嶺さんならではの技量が光る稀少なお品、ぜひお手に取ってご覧くださいませ。