銀座【帯4305】麻地 染名古屋帯 鳩羽鼠色 流水に楓葵文
明度を落とした鳩羽鼠色が近いでしょうか、灰みの強いシックな紫の麻地に、疋田を詰めた流水とともに葵や楓、萩の葉がはらりと散らされた染名古屋帯です。優雅なモチーフは一つ一つ鈍く輝く金銀彩で縁取られており、麻地の染め帯ながらカジュアルに走らず、少し格高の小紋などにもすんなりと寄り添ってくれる気品を備えたお品ですね。ぐんぐんと気温が上がってゆくこれからの季節、麻ならではのひんやりとした手触りや爽やかな張りが、装いに涼風を運んでくれることと思います。夏のお出かけにいかがでしょうか。