銀座【帯4310】日本工芸会正会員 伊藤峯子作 首里花倉織 名古屋帯 (反端 証紙付)

銀座【帯4310】日本工芸会正会員 伊藤峯子作 首里花倉織 名古屋帯 (反端 証紙付)

日本工芸会正会員 伊藤峯子さんの作品から、首里花倉織の名古屋帯のご紹介です。琉球王府の貴族や士族の衣服として洗練を極めたと言われる首里織。中でも花倉織は最も格の高い織りとのことですが、伊藤さんは花織と共に絽目を織り込むこの精緻な技術を得意となさる作り手さんです。こちらはやや明度を落とした萱草色が近いでしょうか、花倉織が整然と浮かぶ落ち着いた橙色の地に、鶸萌黄色の道屯織の竪縞がすっきりと走る名古屋帯。明るいフルーツカラーが印象的な一点ですね。隅々まで心配られた端正な織りの景色は正しく高貴な地位に相応しい気品に満ちており、工芸品としての個性と共に、手に取ればすっと背筋が伸びるような高い格調を備えています。基本的には上質な紬や小紋などに合わせて頂くお品ですが、現代の着物シーンではとても重宝なきちんと感のある帯です。光沢のある織りなどにもすっと寄り添って、より幅広い場面で活躍してくれそうですね。ぜひこの機会にお手に取ってご覧くださいませ。