銀座【帯4313】国画会会員 竹田園子作 紬地 型絵染名古屋帯「リラの街」 (反端付)

銀座【帯4313】国画会会員 竹田園子作 紬地 型絵染名古屋帯「リラの街」 (反端付)

国画会会員として数々の心弾む型絵染めの作品を製作していらっしゃる竹田園子さんの名古屋帯です。こちらは2016年 国展 出展作で「リラの街」と銘されたお品。白藤色が近いでしょうか、ラベンダー系の淡い紫の紬地に満開のリラの花と共に窓辺を行き交う愛らしい鳥たちが生き生きと表現されています。背景にうっすらと見える鳥籠と思しきかたち、解き放たれる窓、自由に羽ばたく鳥、そして全てを祝福するようなリラの花…様々なストーリーが心に浮かぶ美しい風景に、どなたも魅了されることと思います。リラ (ライラック) は、春から初夏にかけて開く花のかたちの美しさに加えて、甘い独特の芳香でもよく知られていますね。冷涼な気候を好む植物で東京では見かけませんが、北海道を代表する花とのこと。花があふれ、鳥たちが生を謳歌する爽やかな季節を切り取った景色は、この地にお住まいの竹田さんにとってはごく身近で親しいものなのでしょうか。女性らしい上品な甘さと共に、確かな技術と磨き上げられた感性が光る特別な一点、力のある紬に合わせて作家作品ならではの存在感をお楽しみくださいませ。