銀座【帯4319】日本工芸会正会員 湯本エリ子作 夏紬地 染名古屋帯 (落款入 反端付 紙札付)

銀座【帯4319】日本工芸会正会員 湯本エリ子作 夏紬地 染名古屋帯 (落款入 反端付 紙札付)

絹鼠色が近いでしょうか、ごく淡い澄んだグレイの地にすっきりと百合の花が描かれた染名古屋帯です。夏を代表する気品豊かな花、その清々しい姿が青藍色と濃藍色に小さく金彩と柑子色、黄支子色を効かせてモダンに表現されていますね。葉や茎にはシックな利休白茶色や黒橡に銀彩が配されており、実際の花の色には無い大胆な色構成がとても新鮮なお品です。こちらは日本工芸会正会員の京友禅作家 湯本エリ子さんの作。たくさんのスケッチを重ねた上で選び抜かれた描線、確かな技術と洗練された色差しによって、花の美しさを的確に捉えつつも、新たなかたちで帯へと映した個性豊かな名品です。染め下地は程良い隙間を空けて織り上げられた本駒夏信州紬。これからの季節にうれしい、薄手で程良い張りのあるさらりとした風合いです。夏紬や上布、小紋などに合わせて、夏らしい爽やかな装いをお楽しみ下さいませ。