銀座【着物3506】八重山上布 藍色×亜麻色 網代文 (反端 証紙付)

銀座【着物3506】八重山上布 藍色×亜麻色 網代文 (反端 証紙付)

沖縄の石垣島で織り継がれている八重山上布は、宮古島の上布と共に貢納布としての歴史に磨かれた技術が生きる上質な麻織物です。白地に薄茶の絣に代表される白上布として知られていましたが、近年では島に自生する豊富な植物染料にも再び目を向けられるようになり、より豊かな表現が広がっていますね。こちらは澄んだ藍色と淡い亜麻色の二色による網代文の着物。良く見られる網代織とは異なり、経緯の配列や間隔に変化を付けることで格子のようなモチーフが形作られています。経糸には紡績の苧麻糸、緯糸には手績みの苧麻糸が用られていますが、越後や宮古と比較しますとやや太めの糸がつくる景色はより野趣があり、カジュアルな表情はどなたにも親しみ易いことと思います。肌に付かない強めの張りが涼しく風を通し、着る人を酷暑から護ってくれる清澄な上布、帯合わせも様々に爽やかな夏の装いをお楽しみ下さいませ。