銀座【帯4355】国指定重要無形文化財 喜如嘉の芭蕉布 八寸名古屋帯 (反端 証紙付)
銀座【帯4355】国指定重要無形文化財 喜如嘉の芭蕉布 八寸名古屋帯 (反端 証紙付)
国指定の重要無形文化財・喜如嘉の芭蕉布の名古屋帯です。戦争で一時は生産が途絶えましたが、平良敏子さんを中心とする方々の尽力で見事に復興を遂げた沖縄の至宝・芭蕉布。南国の風土に生まれ育った布らしく、すっと風を通す独特の強い張りを備えた野趣豊かな表情の布です。こちらは彩度を上げた亜麻色が近いでしょうか。ナチュラルなベージュの地に細やかな浮織で菱重ねや花文が表現された、花けーし織の八寸名古屋帯。無地ながら浮織の僅かな高低が芭蕉布の柔らかな光沢をより際立たせる趣豊かな景色のお品です。糸芭蕉を育て、糸を績み、機にかけるまでの準備で既に気の遠くなるような労力を要する芭蕉布づくり。その技術を守りつつ、更にその美しさの可能性を追究なさる作り手さんによる作品は、芭蕉布独特の布味の清々しさとともに、しっかりと時代を捉えた洗練をも感じさせます。芯の入らない軽やかな八寸のかたちですので、ひんやりと涼やかなこの布の特質をよりはっきりと感じていただけることと思います。この夏のお出かけにいかがでしょうか。