銀座【着物3522】宮古上布 着物 立涌文

銀座【着物3522】宮古上布 着物 立涌文

経緯共に細く細く手で績まれた極上の苧麻糸を用い、絣を締めて琉球藍で染め上げ、乾燥に弱く切れやすい糸を宥めながら精緻な絣を手機で織り上げる…全ての工程で人の手と時間とを惜しみ無く費やした夏衣の最高峰 宮古上布の着物です。心許ないほどの薄さでありながら程良く身体から離れてふわりと風を通す張りを備え、触れればひんやりと冷たく、暑気を払うような清冽な存在感を見せてくれる極上の布ですね。こちらは独特の深い藍の地に点のような蚊絣の地抜きによってシンプルな立涌文が並べられたお品、最近では段々と見かけなくなってきている伝統的な紺上布です。強烈な夏の陽差しの下でこそ際立つその気品あふれる美しさを、ぜひこの機会にお手に取ってご覧くださいませ。