銀座【帯4372】しな布 八寸名古屋帯

銀座【帯4372】しな布 八寸名古屋帯

経には薄茶色と藍色の糸、緯には薄茶色の糸のみを用いて。帯幅を2:1に別けたしな布の八寸名古屋帯です。木の肌を思わせるナチュラルな色を縁部分の藍のいろがすっきりと引き締める、シンプルで使いやすいお品ですね。素朴な糸の表情が味わい深いしな布は、縄文期までその歴史を遡ることができる古代布の一つ。現在では山形県や新潟県の一部で僅かに織り継がれている稀少な織物です。しなの木の硬い樹皮を長い時間をかけて糸に績み、丹念に織り上げられた布は丈夫で水にも強く、強い張りを備えた野趣豊かな布味は夏の帯地としてもとても魅力的ですね。きっぱりとした景色が盛夏の日差しに良く映えそうな一点、合わせる着物の色柄を選ばず、上布や夏織物、よそ行き浴衣など幅広い装いに重宝にお使い頂けることと思います。お探しの方、どうぞこの機会にご覧くださいませ。