銀座【着物3533】五代田畑喜八作 紗紬地 訪問着 灰青色 茶屋辻文（落款入）
銀座【着物3533】五代田畑喜八作 紗紬地 訪問着 灰青色 茶屋辻文（落款入）
灰青色の濃淡色で肩裾をゆるやかな円形で分けた地に、湊鼠や藍鼠、褐返など藍色系の枯れた彩りを細やかに使い別けて、波に網干など涼やかな海浜風景や山水楼閣、松に柳など伝統的な茶屋辻文様が精緻な筆で描かれた夏の訪問着です。染め下地は軽くふわりと織り上げられた上質な紗紬、心洗われるような清々しい藍の世界に銀糸の刺繍がきらりと華を添えていますね。こちらは京友禅作家・五代田畑喜八さんの作品、制作の礎に茶屋辻を置くこの方ならではの正統を伝える贅沢な構成の大作です。明暗濃淡を絶妙に使い別けた独特の藍の色、透明感のある上品な背景色、そしてごく細い描線の見事なまでの美しさをご覧くださいませ。細やかに心配られ、卓越した技量が尽くされた端正な景色にどなたも魅了されることと思います。京友禅の最高峰の洗練をお楽しみ頂ける逸品、夏の華やかなお席にいかがでしょうか。