
銀座【着物3534】丹波布 単衣着物 格子文
銀座【着物3534】丹波布 単衣着物 格子文
茶綿の色そのままの明るい茶色の地に藍濃淡の格子文、重ねて細く白糸を横段に通した丹波布の単衣着物です。手紡ぎの木綿に一部絹糸を添え、草木で染めて手織りした縞や格子の素朴な布はかつて「しまぬき」と呼ばれ、兵庫県の青垣町周辺で製織されていました。大正期に一度姿を消しながらも、戦後足立康子さんを中心とする方々の尽力で見事に蘇った稀少な織物・丹波布。丹精込めた手仕事から生まれるふくふくとして温かな風合いの布は、水を通すほどに着る人に柔らかく馴染み、年月を経るほどに味わいを深めてゆきます。こちらのような厚手の上質な木綿は単衣仕立てで冬も通してお召し頂けますし、心和む穏やかな色や質感は日常に寄り添い、永くご愛用頂けることと思います。チェックという言葉が良く似合うカジュアルで親しみ易い一枚、帯合わせも様々に心弾む楽しい装いをお楽しみ下さいませ。