銀座【着物3540】石川県指定無形文化財 能登上布 亜麻色 絣 着物(証紙付)

銀座【着物3540】石川県指定無形文化財 能登上布 亜麻色 絣 着物(証紙付)

古来上質な苧麻糸の産地として知られる石川県の能登地方では、江戸期より布の生産が始まり、明治期以降には「能登上布」の名が上質な麻織物として全国に知られるようになりました。隆盛を誇った能登上布ですが、現在では羽咋市の山崎仁一さんの工房ただ一軒が残るのみとなっています。こちらはその山崎さんの工房の作、亜麻色が近いでしょうか、ナチュラルな淡いベージュ系の地に黒の経緯絣で階段状の幾何文と共に十字絣をすっきりと並べた、能登上布らしい絣技術が光る着物です。ひんやりとした手触り、風を通す程良い張りが暑い最中にも快適な着心地を約束してくれるお品、経糸緯糸共に紡績の苧麻糸(ラミー) を使用していますので、丈夫で気軽にお召しいただける点もうれしいですね。帯合わせも自在な盛夏の街着、きりりと涼やかな装いをお楽しみ下さいませ。