銀座【帯4390】国指定重要無形文化財 喜如嘉の芭蕉布 名古屋帯

銀座【帯4390】国指定重要無形文化財 喜如嘉の芭蕉布 名古屋帯

沖縄の風土から生まれた極上の織物・芭蕉布の名古屋帯です。三年もの時をかけて大切に育てた糸芭蕉から繊維を取り出し、細く裂き、一本一本糸を績み、、伝統的な染織は例外なく苦労の多い作業が積み重ねられていますが、その中でも筆頭と思われるものが芭蕉布ですね。昔ながらの工程を守り丹精込めてつくられる布は、その技術が国の重要無形文化財に指定されています。こちらはナチュラルなベージュの地に車輪梅で染めた焦茶と琉球藍による藍色を使い別けて、杢糸を用いた縞の間に経絣による幾何文を置いたハチジョーと呼ばれる帯地の定番柄、芭蕉布らしい力強い表情のお品ですね。極小さな糸の繋ぎ目がそこここに顔を覗かせる野趣あふれる布味やきりりとした絣が、装いに夏の輝きを運んでくれることと思います。沖縄の人と風土が育む稀少な織物、その豊かな魅力をどうぞお楽しみ下さいませ。