銀座【帯4387】芭蕉布 九寸名古屋帯

銀座【帯4387】芭蕉布 九寸名古屋帯

沖縄の染織品はどれも人の手技を尽くしたものばかりですが、その筆頭格が芭蕉布。上質な繊維を採るために、三年もの間丹精込めて糸芭蕉の木を育てることからはじまり、原皮を取り糸を績み、染色そして製織、、数多い工程の全てに心を砕き、骨を惜しまぬ作り手の方々によって護られてきた宝もののような布ですね。こちらは彩度を上げた亜麻色が近いでしょうか。ナチュラルなベージュの地に細やかな経糸浮織で幾何文が表現されたロートン織の九寸名古屋帯。無地ながら浮織の僅かな高低が芭蕉布の柔らかな光沢をより際立たせる趣豊かな景色のお品です。従来の絣とはまたひと味異なる洗練された景色には、時代に合わせて更に進化を続ける作り手さんの確かなちからを感じますね。芭蕉布ならではの清々しさはそのままに、より繊細な表情をみせてくれる一枚、上布や上質な夏織物にあわせて、極上の夏姿をお楽しみ下さいませ。