
銀座【着物3569】千總製 単衣 染一ッ紋 訪問着 蕎麦切色 秋草に琴柱の図(落款入)
銀座【着物3569】千總製 単衣 染一ッ紋 訪問着 蕎麦切色 秋草に琴柱の図(落款入)
やや明度を落とした蕎麦切色が近いでしょうか、僅かに経しぼが浮かぶ淡い灰緑系の地を濃淡で分け、色味を抑えたグレイ系の淡彩で萩や芝、藤袴などが描かれた単衣の訪問着です。静かな秋景色に重ねられたのは、明るい枯草色をのせてぴんと伸びる弦と琴柱。風に揺れる草花とは対照的な緊張感のある細いラインが、優しい彩りの景色をすっきりと引き締めていますね。小さく添えた金銀彩や繍いが控えめに華を添える風情豊かな世界が、着るひとをはんなり優雅に引き立ててくれることと思います。こちらは創業460余年を誇る京友禅の名門・千總さんの作、古典を知り抜いた指折りの老舗ならではの確かな技術と感性が創る社交着は、どのようなお席でも安心してお召しいただけますね。ぜひこの機会にお手に取ってご覧くださいませ。