銀座【帯4409】浦野理一作 縮緬地染名古屋帯 鉄色 芭蕉の図
銀座【帯4409】浦野理一作 縮緬地染名古屋帯 鉄色 芭蕉の図
鉄色が近いでしょうか、鮮やかで深みのある緑系のどっしりとした縮緬地に黒や葡萄茶色をきりりと効かせて、折り重なる芭蕉の葉を表現した型染めの名古屋帯です。こちらは日本の染織への深い造詣を基に、贅沢な素材と妥協のない手仕事によって濃密な存在感を持つ着物や帯を遺された浦野理一さんの作。紅型にも良く見られる芭蕉の葉は、南国の植物らしい独特の力強さを備えたモチーフですが、浦野さんの眼を通すことでその大らかな表情がより明確に引き出され、風が走るざわめきが聞こえてくるような景色が生まれていますね。画像のような淡彩の着物はもちろん、濃いお色目に合わせて頂きましても、また趣きの異なる個性的な着こなしをお楽しみ頂けそうです。小紋から紬、木綿などの装いにいかがでしょうか。