銀座【着物3609】伊兵衛織 単衣着物
銀座【着物3609】伊兵衛織 単衣着物
玉繭から引いた糸を丁寧に染めて手機で織り上げる伊兵衛織は、一般的な紬織に用いる糸の４倍ほどともいわれる極太の糸を用いることで、ふっくらとしてしなやかな独特の風合いを生みだした、工芸色豊かな織物です。こちらは経糸には高麗納戸に水浅葱、紅鳶色に榛色、墨黒を、緯糸には墨黒色を通した棒縞の着物。個性豊かな様々な彩りを組み合わせた様々な太縞を緯糸の墨色がすっきりと繋ぎまとめ、素朴でありながら洗練を感じさせる美しい景色が生まれています。一見とても大胆な太縞ですが粋に走ることなく、若いかたがきりりとお召しになっても素敵ですし、お歳を重ねた方がゆったりと楽にお召しになっていらしてもとても格好良さそうですね。その方の個性に合わせて、様々な着こなしをお楽しみ頂けることと思います。真冬でも単衣仕立てでお召し頂けるどっしりとした地風の布は、暖かさはもちろん、着る人を護ってくれるような安心感、そして袖を通せばしゃんと背筋が伸びるような風格を備えています。ぜひこの機会にお手に取ってご覧くださいませ。