銀座【着物3616】刺繍 訪問着 薄柿色 秋草文

銀座【着物3616】刺繍 訪問着 薄柿色 秋草文

彩度をやや落とした薄柿色が近いでしょうか、落ち着いたグレイッシュなピンク系の地にほんのりと鈍色系の暈かしを置き、淡く浮かべた芝に秋草文のシルエットに重ねるように、萩や女郎花、菊花に桔梗などの秋草が精緻な刺繍で表現された訪問着です。同系色の淡彩に金糸を添えて細やかに表現された花々は、絹糸の豊かな光沢とともに優雅に輝いており、影絵のような背景との対比によってより奥行きある景色を創り出していますね。人の手と時間とを贅沢に費やす総刺繍の着物は、晴れやかなお席でもやはり一際の存在感を放ちますが、こちらのような柔らかな色調のお品ですと一歩控えた印象で、どなたにもお召しになりやすいことと思います。風情豊かな秋景色を写した美しい社交着、ぜひこの機会にご覧くださいませ。