銀座【着物3634】浦野理一作 経節紬 茶褐色 無地 

銀座【着物3634】浦野理一作 経節紬 茶褐色 無地 

真綿から人の手で丹念につむぎ出される節のあるふくよかな糸、製織の難しいこの太い節糸を用いた経節紬は、浦野理一さんの代名詞とも言える味わい豊かな織物ですね。こちらはぐっと明度を落とした檜皮色が近いでしょうか、赤みを帯びた深い茶色系がどこか樹木の幹を思わせる、穏やかなお色目の無地の紬です。合わせる帯次第で様々な場面で活躍してくれる上質な無地紬は、現代のワードローブに欠かせないアイテムとなっていますが、中でも浦野理一さんの経節紬は別格の魅力を備えた一点。素朴で野趣ある布味は一般的な紬とは全く異なるどっしりとした存在感があり、作家作品など力のある帯もしっかりと受け止め、引き立ててくれますね。今回ご紹介のお色はこれから秋深まる頃にはとりわけその美しさが心に響くことと思います。ぜひこの機会にお手に取ってご覧くださいませ。