銀座【着物3636】京屋林蔵製 総刺繍 訪問着(落款入)
結城紬を染め下地に用いた辻が花や刺繍など、手仕事の粋を尽くした豪華なフォーマル着物で定評ある十七代京屋林蔵さんのお品から、やや色を薄めた藍墨茶色の暈かしを袂や裾に置いた葡萄茶色の地に、ごく精緻な刺繍によって菊花や貝桶文などが華やかに配された総刺繍の訪問着です。貝桶はそれぞれ折々の花木や鳳凰など優雅なモチーフで装飾されており、一面に咲き乱れる菊花と妍を競う景色が実に見事ですね。晴れやかなパーティなどの場面でも確かな存在感で着る人を引き立ててくれる一枚、秋のお呼ばれにいかがでしょうか。