銀座【帯4502】日本工芸会正会員 福村廣利作 塩瀬地染名古屋帯(落款入)

銀座【帯4502】日本工芸会正会員 福村廣利作 塩瀬地染名古屋帯(落款入)

辻が花の技法を今に蘇らせたことで知られる小倉建亮さんに師事、辻が花を「絵絞り」として捉え、独創的な意匠を取り入れながら確かな技術で現代の辻が花を追究なさる、日本工芸会正会員 福村廣利さんの名古屋帯です。こちらは灰白色が近いでしょうか、ほんのりと灰黄みを帯びたオフホワイトの塩瀬地にやや色を薄めた黄枯茶色の市松を置き、露芝に楓や花葉を配したお品。ふくらみや滲みのある絞りの表情と繊細なカチンの描線の対比に、正統派の辻が花ならではの個性が光っていますね。熟練の技術を生かして様々なモチーフを自由に表現なさる福村さんらしい、心和む穏やかな景色の染め帯。お色目もこれからの季節にしっくりと馴染んでくれそうです。紬や小紋の装いに合わせて、秋冬のお出かけにいかがでしょうか。