銀座【着物3690】本場久米島紬 泥染 絣文(反端 証紙付)

銀座【着物3690】本場久米島紬 泥染 絣文(反端 証紙付)

古来の技法をそのままに図案から染め、織りまでの工程の殆どを織り手一人でこなす久米島紬は、日本の紬織の原点とも言われており、その技術は 2004年に国の重要無形文化財に指定されています。最近では島に自生する草木を染料に用いた様々なお色目のものが制作されていますが、こちらは最も久米島らしい泥染めによる着物。色の底にほんのりと赤みを含んだ穏やかな黒の地に、十字を重ねた幾何文やトゥイグワーなどの絣柄が織り込まれています。久米島紬では絣足に僅かな赤茶みを残したお品が多いのですが、こちらは白鼠色や利休白茶色がすっきりと浮かんでおり、比較的赤みが少なめです。そのためでしょうか、お馴染みの琉球らしい絣の景色ながら、どこかクールな印象を受けますね。久米島紬らしい力強い個性を備えながらも、より帯合わせも幅広くお楽しみ頂けることと思います。程良く糊の抜けた柔らかな風合いも心地良い一枚、ぜひこの機会にご覧くださいませ。