銀座【帯4601】琉球花織 名古屋帯

銀座【帯4601】琉球花織 名古屋帯

青朽葉色が近いでしょうか。落ち着いた鈍い黄緑系の地に黒茶色から梅染色、灰梅色への濃淡色に白を添えて、ふっくらと立体感のある文様を表現する刺繍のような手花織、綜纊を用いる緯浮花織によるシンプルな幾何文様が表現された九寸名古屋帯です。沖縄には読谷山、首里、南風原、与那国や知花など各地に花織が伝えられており、技法が重なることもあり断定はいたしかねますが、気持ちをふわりと持ち上げてくれる花織の明るい表情、そして温かな工芸の色はやはり沖縄の染織品ならではのものですね。紬や小紋などの装いを朗らかに引き立ててくれるお品、早春のお出かけにいかがでしょうか。