銀座【着物3753】大城カメ作 本場琉球絣(反端 証紙付) 

銀座【着物3753】大城カメ作 本場琉球絣(反端 証紙付) 

緯絣の幾何文を並べた藍地に濃藍の格子文を置き、更に黒と亜麻色で経糸浮織を交点に配した立体感のある格子を重ねた、とても手の込んだ琉球絣の着物です。平織を基本としながらも、シンプルな絣に小さく浮織を添えることでぐっと奥行きある景色が創り出されたお品。仄かに滲む絣足から生まれる柔らかな趣きが、藍と黒によるやや硬質な表情を程良く和らげ、琉球絣ならではの温かみあふれる朗らかな装いを楽しんで頂けることと思います。こちらは琉球絣の第一人者として良く知られた大城カメさんの作。平成七年に逝去なさり、工房はお孫さんの哲さんが引き継いでいらっしゃいますが、優れた織り手として戦後の復興を支え、琉球絣初の現代の名工にも選ばれたカメさんの作品は、いまもお探しの方が多いことと思います。大柄の絣となりますとお召しになる方を選ぶ場合もございますが、こちらはこの方らしい力強い個性はそのままに、藍を中心とした色遣いや絣の構成がとても洗練されており、どなたにもさらりと着こなして頂けそうですね。ぜひこの機会にお手に取ってご覧くださいませ。