銀座【着物3773】本場久米島紬 草木染 十字絣(反端 他付)
銀座【着物3773】本場久米島紬 草木染 十字絣(反端 他付)
絹鼠色が近いでしょうか。ゆうな染めの青みがかった清澄なお色とはまた少し異なる温かみのあるグレージュを背景に、落ち着いた憲法黒茶色のシンプルな十字絣が程良い間隔で並べられた本場久米島紬の着物です。2004年に国の重要無形文化財にも指定された久米島紬は、琉球王府以来の技法をそのままに、糸染めから織りまでの工程の殆ど全てを織り手が一人でこなす、紬の原点ともいえる織物。昔ながらの久米島紬の泥染めの黒も趣深いものですが、明るい光に満ちたこれからの季節には、こちらのような清々しい淡彩にとりわけ心惹かれますね。すっきりと整えられた絣の景色は帯の背景としても万能です。季節の染め帯や工芸色豊かな八寸など様々な帯合わせで、現代の久米島ならではの洗練された装いをお楽しみ下さいませ。