銀座【帯4655】国画会 大橋秀雄作 紬地 型絵染名古屋帯(栞付)

銀座【帯4655】国画会 大橋秀雄作 紬地 型絵染名古屋帯(栞付)

色を薄めた紺鼠色が近いでしょうか。経緯の節糸が微塵格子のような表情を見せるグレイッシュな青の地に、鉄御納戸色の濃淡色で、葉っぱの上のカタツムリたちが表現された型絵染の名古屋帯です。雨粒を思わせる水玉と共に、紫陽花の大きな葉の上でのんびりと触角を伸ばすカタツムリの姿はまさに日本の梅雨時の風物詩ですね。こちらは芹澤けい介さんに師事なさり、昭和後半から平成にかけて国画会で活躍なさった大橋秀雄さんの作。確かな描線ですっきりと切り取られた美しいモチーフ、静かでありながらも明暗を使い分けた絶妙な色遣いに、作り手の優れた技量がうかがわれます。初夏から梅雨入り前のひとときを豊かに彩ってくれる染め帯の名品、紬や小紋に合わせて心弾む装いをお楽しみ下さいませ。