
銀座【着物3781】本場久米島紬 ゆうな染 着物(反端 証紙付)
銀座【着物3781】本場久米島紬 ゆうな染 着物(反端 証紙付)
2004年に国の重要無形文化財にも指定された久米島紬は、琉球王府以来の技法をそのままに糸染めから織りまでの工程の殆ど全てを織り手が一人でこなす、紬の原点ともいえる織物ですね。こちらはやや明度を落とした白鼠色が近いでしょうか、透明感のある淡いグレイが印象的なゆうな染めの着物。清澄な彩りを背景に草木を染料に用いた憲法黒茶色を用いて、階段のようなかたちのバンジョーに斜めに並ぶ三つの十字絣を配したリズミカルなモチーフが表現されています。緯糸に少し絡めた灰茶の糸が残すほんのり赤みを帯びた絣足が、久米島紬らしい温かな趣きを運ぶお品、透明感のあるゆうな染めのお色には、泥染めの穏やかな黒とはまた趣きの異なる独特の魅力があり、とりわけ春秋の頃にはその爽やかな美しさが一段と映えることと思います。季節の染め帯や工芸色豊かな八寸などを合わせて、上質感のあるカジュアルスタイルをお楽しみ下さいませ。