
銀座【着物3817】五代田畑喜八作 絽縮緬地 訪問着 淡い樺茶色 茶屋辻文(落款入 余り布付)
銀座【着物3817】五代田畑喜八作 絽縮緬地 訪問着 淡い樺茶色 茶屋辻文(落款入 余り布付)
ぐっと明度を上げた樺茶色が近いでしょうか。温かみのある柔らかなベージュの絽縮緬地に藍色系の濃淡色を細やかに使い別けて、波に帆掛舟などの涼やかな海浜風景や山水楼閣、松に柳など伝統的な茶屋辻文様が精緻な筆で描かれた夏の訪問着です。清々しい藍の世界に金糸や穏やかな朱の糸の刺繍がきらりと華を添えて、典雅な風景が完成されていますね。こちらは京友禅作家・五代田畑喜八さんの作品、制作の礎に茶屋辻を置くこの方らしい正統を伝える贅沢な社交着です。明暗濃淡を絶妙に使い別けた独特の藍の色、凛とした藍の魅力を生かす上品な背景色、そしてモチーフを象るごく細い糸目の美しさ…入念に心配られた端正な景色が、着る方に確かな自信を与えてくれることと思います。京友禅ならではの洗練をお楽しみ頂ける夏衣の名品、夏のお呼ばれにいかがでしょうか。