銀座【帯4708】久呂田明功作 絽縮緬地染名古屋帯 カサブランカの図(落款入 余り布他付)
銀座【帯4708】久呂田明功作 絽縮緬地染名古屋帯 カサブランカの図(落款入 余り布他付)
薄色が近いでしょうか。灰みを帯びた落ち着いた薄紫系の縮緬地に、大輪のカサブランカの花が描かれた染めの名古屋帯です。こちらは江戸友禅作家・久呂田明功さんの作、かつて浦野理一さんの仕事を支えたことでも知られる先代からの作風を受け継ぎ、存在感のある着物や帯を創り続けておられますね。深みのある濃い緑の葉の色に夏らしい輝くような生命力が感じられるお品、白い花にほんのりと頬を染めたような紅藤色をさすことで女性らしい華やかさがより引き立てられています。所々に金彩を添えた力強い筆で表現された華麗な花が、お太鼓からあふれんばかりに咲き誇る染め帯の優品、洋花らしいモダンな美しさが夏紬や絽の小紋、色無地などの装いを風情豊かに彩ってくれることと思います。夏のお出かけにいかがでしょうか。