銀座【帯4710】人間国宝 喜多川俵二作 穀織 名古屋帯(畳紙付)
銀座【帯4710】人間国宝 喜多川俵二作 穀織 名古屋帯(畳紙付)
父である平朗さんの技術を引き継ぎ、「有職織物」の重要無形文化財保持者として気品豊かな作品を制作なさった喜多川俵二さんの名古屋帯です。こちらは有職織物の中でもなかなか見かけない夏の薄もの「穀織 (こめおり)」のお品。色をぐっと薄めた湊鼠色が近いでしょうか。灰みの強い落ち着いた水色系の地に繊細な織りで向かい笹の菱紋が表現されています。一段置きに浮かせた緯糸がぽつぽつと綺麗に並べられていますが、その様子がお米の粒のように見えることによる呼び方とのこと。ひと色のみで表現された静かな世界ですが、微かな乱れもない端正な景色に、喜多川さんらしい凛とした気品を感じますね。単衣時期から夏を通してお使い頂ける典雅な名品、合わせる着物の色柄を選ばず、小紋や付下げなどに合わせて様々な場面で活躍してくれることと思います。京都の名店 ゑり善さんの扱い。ぜひお手に取ってご覧くださいませ。