銀座【帯4723】八重山上布 九寸名古屋帯(反端付)

銀座【帯4723】八重山上布 九寸名古屋帯(反端付)

やや彩度をあげた蒸栗色が近いでしょうか。淡く優しい黄色系の地にほっそりとした不規則なライン、シンプルな緯絣を添えた辛子色の横段を置き、竹節を思わせる唐茶色の経絣を重ねた九寸の名古屋帯です。こちらはこの地に自生する様々な草木を染料として苧麻糸を染め、手機で織り上げられる沖縄・石垣島の八重山上布。経糸に紡績の苧麻糸、緯糸には手績みの苧麻糸を用いることで生まれるひんやりとした手触りが、暑さをすっと和らげてくれる涼味豊かな一点です。藍や福木、紅露など草木から得た瑞々しい彩りが、苧麻糸の透明感と共に清澄な景色をつくるお品。夏空に映える爽やかな表情が、上布や夏紬などの装いを朗らかに引き立ててくれることと思います。ぜひこの機会にお手に取ってご覧くださいませ。