
銀座【着物3875】国指定重要無形文化財 越後上布(反端 証紙付)
銀座【着物3875】国指定重要無形文化財 越後上布(反端 証紙付)
経糸は深い藍色、緯糸には象牙色を用いた揺らぎのあるグレイの地を松皮菱のかたちで別け、松や菊菱、花菱や向かい鳥などの絵絣が藍濃淡で表現された越後上布の着物です。深い雪に閉ざされる冬の越後で、乾燥に弱い手績みの苧麻糸を雪の湿度に助けられながら地機で織り上げ、早春の雪晒しによって仕上げられる布は、その技術が国の重要無形文化財に指定される稀少な織物。ひんやりとした肌触り、すっと風を通してくれるふわりとした張り、、本物の越後上布がもたらす極上の着心地は、部外者からは計り知れない、途轍もなく厳しい仕事が重ねられてこその贅沢なのですね。生産数が激減した今ではこちらのように手の掛かる繊細な絵絣は制作が難しく、今後ますますご紹介の機会も減ってくることと思います。越後上布・小千谷縮布技術保存協会制作者の桑原功さんの作。ぜひこの機会にお手に取ってご覧くださいませ。