銀座【帯4780】しな布 八寸名古屋帯 流水に楓の図

銀座【帯4780】しな布 八寸名古屋帯 流水に楓の図

やや色を枯れさせた芝翫茶色が近いでしょうか。木の皮の繊維そのもののナチュラルな地に、赤墨色で流水に楓がおおらかに表現されたしな布の八寸名古屋帯です。しな布は縄文期までその歴史を遡ることができる古代布の一つ。現在では山形県や新潟県の一部で僅かに織り継がれている稀少な織物です。しなの木の硬い樹皮を長い時間と手間をかけて糸に績み、丹念に手機られる布は丈夫で水にも強く、さっくりとして野趣豊かな景色は夏の帯地としてもとても魅力的ですね。張りのある素朴な糸の表情のみでも十分に味わい深いお品ですが、今回のご紹介は扱いの難しいしなの糸を用いて、風情ある意匠が軽やかに織り上げられた贅沢な一点。より洗練された帯の個性をお楽しみいただけます。上布や夏織物、よそ行き浴衣など幅広い装いに重宝にお使い頂ける夏帯の優品。お探しの方、どうぞこの機会にご覧くださいませ。