銀座【帯4799】しな布 二重織り 八寸名古屋帯（反端 証紙付）
銀座【帯4799】しな布 二重織り 八寸名古屋帯（反端 証紙付）
しな布は縄文期までその歴史を遡ることができる古代布の一つ。現在では山形県や新潟県の一部で僅かに織り継がれている稀少な織物です。しなの木の硬い樹皮を長い時間と手間をかけて糸に績み織り上げる布は丈夫で水にも強く、野趣豊かで力強い布味は夏の帯地としてもとても魅力的ですね。こちらは芝翫茶色が近いでしょうか、糸本来のナチュラルな薄茶地に、繊細な捩り織による透かし模様が施された八寸名古屋帯。お太鼓と胴前の一部は二重織りとなっており、下に重ねた平織り部分の緯糸には深い藍色の糸が織り込まれています。涼やかに透ける捩り織りを通して仄かに浮かぶ藍のいろが、素朴な景色に凛とした力強さを添えていますね。さっくりとした地風で通気性も良く熱が籠もりませんので、盛夏にも快適にお使い頂けます。上布や夏織物、よそ行き浴衣などの装いにいかがでしょうか。