銀座【帯4810】柳崇作 九寸名古屋帯 亜麻色 眼鏡織(畳紙付)

銀座【帯4810】柳崇作 九寸名古屋帯 亜麻色 眼鏡織(畳紙付)

今では大変稀少になってしまった国産の絹を用い、撚糸や精錬の段階から全ての工程をご自身で手掛ける染織作家 柳崇さんの作品です。戦後急激に衰えた民芸織物や工芸的染織を支え育て、今の時代へと繋いだのが父 柳悦博さん。その仕事は崇さんにしっかりと受け継がれ、妥協のない究極の手仕事から生まれる見事に洗練された着物や帯が高い評価を受けていますね。今回のご紹介は、やや色を深めた亜麻色の節立ったさっくりとした絹地に秘色色や濃藍色、虫襖色でメガネ織りの横段を五段、七段に交互に配した九寸名古屋帯。落ち着いた色遣い、シンプルな構成でありながら、高度な技術による端正な織りの表情、また美しい色を載せて深みある光を放つ上質な絹糸による質感や布味が際立ち、すっと目を惹く確かな存在感はやはり、力ある作家作品ならではのものですね。織りの着物はもちろん、格高の小紋など柔らかものの装いにも凛とした表情を添えてくれる一点、単衣時期から夏を通してお楽しみ頂けそうです。ぜひお手に取ってご覧くださいませ。工芸呉服 芥川さんの扱いです。