
銀座【着物3900】本場夏塩沢 生成色 細縞(反端付)
銀座【着物3900】本場夏塩沢 生成色 細縞(反端付)
新潟県の塩沢地方は、古来越後上布や塩沢紬、本塩沢など上質な織物の産地として知られていますね。長い歴史に培われたこの地の技術を生かして明治期に織り始められた夏の絹織物が夏塩沢です。経糸緯糸共に強い撚りを掛けた駒糸を用いてさっくりと織り上げられたお品は、程良い張りとしゃり感を備えており、肌に付かず涼しく風を通し、爽やかな着心地を約束してくれます。今回のご紹介は生成色が近いでしょうか。やや灰みがかったオフホワイトの地に、一部細い縞の部分のみ撚りの甘い黒の紬糸を置いた細縞の着物です。シンプルな無地感覚の縞ですが、細く通した甘撚りの糸に存在感があり、小さな節が所々から顔を覗かせる様子がとても趣深いですね。どのような帯もすんなりと受け止め、お召しになる方の個性を生かした様々な着こなしをお楽しみ頂ける一枚。季節の染め帯や自然布の八寸などを合わせて、盛夏のお出かけにいかがでしょうか。