銀座【帯4842】森健持作 染名古屋帯 象牙色 芝に丸文(落款入)

銀座【帯4842】森健持作 染名古屋帯 象牙色 芝に丸文(落款入)

象牙色が近いでしょうか。細かな市松の地紋が浮かぶ柔らかなオフホワイトの地に、精緻な筆とふっくらとした絞りを細やかに使い分けて、露芝文と共に千鳥や波、兎に辻が花などを置いた愛らしい丸文が表現された名古屋帯です。白地からすっきりと浮かぶ藍鼠や濃藍の色の清々しさに、小さく添えられた紫鳶色や海松色などの差し色がほんのり静かな華を添えるお品。微笑ましくも程よく抑えられた上品な甘さがとても好ましいですね。こちらは辻が花の復元で知られる小倉建亮さんに師事、その高度な技術を受け継ぐ染色作家・森健持さんの作品。遊び心あふれる軽やかな作風に、古典的な辻ヶ花とはまた異なる森さんの魅力が光る一点ですね。紬や小紋などに合わせて、秋のお出かけにいかがでしょうか。