銀座【帯4852】帯匠 誉田屋製 袋帯
銀座【帯4852】帯匠 誉田屋製 袋帯
紅掛花色や虫襖色、青藍色に紅樺色の緯糸を銀糸と共に織り込むことで仄かな色段を置き、重ねて亜麻色の糸による立体的な畝織りで複雑な幾何文様を表現した袋帯です。古代の文様を思い起こさせるような、どこかプリミティブなモチーフが、背景のほんのりとした色味や銀糸の煌めきによってくっきりと際立つお品。複雑な糸遣いから生まれる洗練された洒落みが、装いをモダンに引き立ててくれることと思います。こちらは帯問屋として京で280余年の歴史を持ち、卓越した染織技術から生まれる個性的な帯で名高い老舗・誉田屋源兵衛さんの作、さらりと使いこなされた贅沢な素材がつくる独特の質感、新鮮な存在感は、やはり誉田屋さんの帯ならではのものですね。作家作品の織りや紬の訪問着など、帯合わせが難しい着物もしっかりと受け止めてくれる、力ある一点、ぜひお手に取ってご覧くださいませ。